「…ちゃん。結衣ちゃん?」
「…え?あ、中岡先生」
「大丈夫?」
頬に触れられた手が冷たくて気持ちがいい。
「…先生の手、冷たくて気持ちいいね」
「えー、そう?」
素直な感想を述べただけなのに中岡先生は怪訝そうな顔をした。
「少し動かすよ」
そう言うと側にあった体温計を挟み込んだ。
「そっか。手が冷たいんじゃなくて私が熱いんだね、きっと」
「んー?そうかもね」
測定終了の音が鳴り体温計を抜き取った。
「38.6度。術後に発熱するのは珍しいことじゃないけど少し高いね。ちょっと待ってて」
中岡先生が行くと、入れ替わりでママが来た。
起きていた私を見るとママは頑張ってくれてありがとうって涙を零した。
「…え?あ、中岡先生」
「大丈夫?」
頬に触れられた手が冷たくて気持ちがいい。
「…先生の手、冷たくて気持ちいいね」
「えー、そう?」
素直な感想を述べただけなのに中岡先生は怪訝そうな顔をした。
「少し動かすよ」
そう言うと側にあった体温計を挟み込んだ。
「そっか。手が冷たいんじゃなくて私が熱いんだね、きっと」
「んー?そうかもね」
測定終了の音が鳴り体温計を抜き取った。
「38.6度。術後に発熱するのは珍しいことじゃないけど少し高いね。ちょっと待ってて」
中岡先生が行くと、入れ替わりでママが来た。
起きていた私を見るとママは頑張ってくれてありがとうって涙を零した。

