キミの願い

その夜、帰りの車の中でゆうちゃんは不思議そうに聞いて来た。

「いつの間に母さんとあんなに仲良くなったの?」
「へへへ。内緒。ちょっとしたきっかけだよ」
「ふーん。で、料理は教えてもらえた?」
「きゅうりやタコと酢和えにしてもいいよね。って言ってたけどタコ嫌いなんだよね」
「そうだっけ?」
「たこ焼きは食べるけど…やっぱりお味噌汁かな」
「結局そうなんじゃん」

外食じゃなくて、家庭料理の話をゆうちゃんとするのはなんだか楽しい。

結婚したんだなぁって実感するっていうか。
今はまだ全然レパートリーの少ない料理だけど、ゆうちゃんにやっぱコレだよね。って言ってもらえるように頑張らなきゃ。