「はい、中岡です。うん、うん。すぐ行く」
その言葉に笹先生も立ち上がった。
「結衣ちゃん、90切ってる」
3人で向かうと既に看護師により、ベッド周りは片付き処置ができるよう整っていた。
「SpO2 87の血圧109の76です」
結衣は荒く肩で息をしていた。
中岡が状況を確認している間に点滴を一度抜いた。
「結衣ちゃーん、呼吸苦しいよね?酸素吸えるようにするからね。一回頭上げるよー」
酸素マスクを付けても結衣は虚な目で辺りをボンヤリと見ているだけだった。
「結衣、分かる?ここにいるから」
手を強く握り声をかけると、ようやく目が合った。
「…ちゃん。ゆうちゃん…」
消えそうな声で僕を呼んでいる。
「うん、大丈夫だからね」
「…はぁ…はぁ…良かった…会えた…」
「結衣」
その言葉に笹先生も立ち上がった。
「結衣ちゃん、90切ってる」
3人で向かうと既に看護師により、ベッド周りは片付き処置ができるよう整っていた。
「SpO2 87の血圧109の76です」
結衣は荒く肩で息をしていた。
中岡が状況を確認している間に点滴を一度抜いた。
「結衣ちゃーん、呼吸苦しいよね?酸素吸えるようにするからね。一回頭上げるよー」
酸素マスクを付けても結衣は虚な目で辺りをボンヤリと見ているだけだった。
「結衣、分かる?ここにいるから」
手を強く握り声をかけると、ようやく目が合った。
「…ちゃん。ゆうちゃん…」
消えそうな声で僕を呼んでいる。
「うん、大丈夫だからね」
「…はぁ…はぁ…良かった…会えた…」
「結衣」

