キミの願い

二人が帰って来たのは2時過ぎだった。

「どうだった?」
「大丈夫。普通の風邪。点滴して帰って来た」
「大丈夫じゃねぇ。あの下手くそ…」
「まだ言ってる」

「なに?」
「点滴刺すのが下手で痛かったって怒ってるんだよ。針刺すんだから痛いのにね」

「あんなの。俺の方が上手いわ」
「はいはい。じゃあマコは患者さんに優しい点滴の上手な医者目指して下さい」

点滴のおかげか、顔色がよくなったマコさんはそのまま部屋へと戻った。