「え、何?」
「もうすぐ誕生日でしょ?」
「嘘…いいの?」
「いらなかった?」
「いるよー!いるいる!!開けていい?」
「もちろん」

袋の中身は可愛いシュシュが2つ入っていた。

「うわぁー。可愛い!」
「これならさ、入院してても使えるでしょ」
「うん。ありがとう」

ショッピングモールにある有名なアクセサリー屋さんの包装紙。
女の子で溢れる店内できっと少し恥ずかしそうにでも嬉しそうな顔をして選んだんだろうなって想像できる。

プレゼントってくれる物が嬉しいんじゃなくて、私の為に時間をかけて選んでくれた事が嬉しい。もちろん物も嬉しいけどね。