どちらかと言うと、ゆうちゃんや中岡先生は患者ありきの診察をするけれど、内藤先生は医者ありきの診察だった。
初めての胃カメラと出会ったことの無いタイプの先生と言うことでどっと疲れた。
ベッドまで送ってもらい、もらったトローチを舐めていた。
「お疲れ様でした」
「…ゆうちゃん」
「何?ホントに疲れた顔してる」
「胃カメラなんて聞いてなかった」
「だいたい想像つかない?消化器内科だよ」
「そんなの知らない」
「何事も経験だよ。良かったじゃん、また一つ経験値があがったよ」
「そんな経験値いらない」
ゆうちゃんは何も悪いことなんてしてないのに、理不尽に怒りをぶつけてしまう。
でもそれは言っても許してくれる。
笑ってくれるって言うことを知っているから。
「はい、薬」
そう言って目の前に差し出された。
胃潰瘍の一歩手前との診断を受け、またしても薬が増えてしまった。
「お昼ご飯からは、きちんと食べなきゃダメだよ」
「はーい。分かってまーす」
信頼できる医者4割、愛しい旦那様6割。
そんな笑顔で微笑んでゆうちゃんは部屋を出て行った。
初めての胃カメラと出会ったことの無いタイプの先生と言うことでどっと疲れた。
ベッドまで送ってもらい、もらったトローチを舐めていた。
「お疲れ様でした」
「…ゆうちゃん」
「何?ホントに疲れた顔してる」
「胃カメラなんて聞いてなかった」
「だいたい想像つかない?消化器内科だよ」
「そんなの知らない」
「何事も経験だよ。良かったじゃん、また一つ経験値があがったよ」
「そんな経験値いらない」
ゆうちゃんは何も悪いことなんてしてないのに、理不尽に怒りをぶつけてしまう。
でもそれは言っても許してくれる。
笑ってくれるって言うことを知っているから。
「はい、薬」
そう言って目の前に差し出された。
胃潰瘍の一歩手前との診断を受け、またしても薬が増えてしまった。
「お昼ご飯からは、きちんと食べなきゃダメだよ」
「はーい。分かってまーす」
信頼できる医者4割、愛しい旦那様6割。
そんな笑顔で微笑んでゆうちゃんは部屋を出て行った。

