「吉岡さーん。ただいま」
少し重たい引き出物の袋を膝に乗せ、ナースステーションに声をかけた。
「お帰り。楽しかった?」
膝の上が軽くなったと思うと中岡先生がスッと袋を持ち上げた。
「うん、きちんと大役を果たしてきました。リカもすっごい綺麗だった」
「それは良かった」
吉岡さんに車椅子を押してもらい3人で病室へと戻った。
「荷物、置いておくよ。また後で来るから」
「うん、ありがとう」
手先が器用なもっちゃんによってハーフアップに纏めた髪をほどき、滅多に着ないワンピースを脱いで化粧を落とした。
あっという間にいつものスタイルに戻ってしまい楽しかった結婚式は遠い昔の思い出のようになった。
少し重たい引き出物の袋を膝に乗せ、ナースステーションに声をかけた。
「お帰り。楽しかった?」
膝の上が軽くなったと思うと中岡先生がスッと袋を持ち上げた。
「うん、きちんと大役を果たしてきました。リカもすっごい綺麗だった」
「それは良かった」
吉岡さんに車椅子を押してもらい3人で病室へと戻った。
「荷物、置いておくよ。また後で来るから」
「うん、ありがとう」
手先が器用なもっちゃんによってハーフアップに纏めた髪をほどき、滅多に着ないワンピースを脱いで化粧を落とした。
あっという間にいつものスタイルに戻ってしまい楽しかった結婚式は遠い昔の思い出のようになった。

