「リカ。おめでとう」
「今日は結衣にお願いがあって来たの。これ」
手渡されたのは結婚式の招待状。
もちろん2人の名前が添えられている。

「式に来て欲しいの。それで一言でいいからスピーチ頼めないかな?友人代表ってことで」

1番の親友であるリカの結婚式。
嬉しくて楽しみ。だけど…

「ありがとうリカ。でも、私こんなだからさ。先生と相談してみないと返事できないや。ごめんね行くって言えなくて」
「スピーチしてくれたら嬉しいけど、来てくれるだけでもいい。でも結婚式よりも結衣が大事だから絶対無理はしないで」

「スピーチもそうだけど。出欠の返事いつまでにすれば良い?」
「プランナーさんと相談するけど、ギリギリまで待たせて」