「俺、君に会えたら絶対言おうって思ってたことがあったんだ。」




真剣な目をして、君が言う。




「やり取りを始めたあたりから、優しくて、人の気持ちに親身になってくれる子だなって思って、気がついたら、あったこともないのに、君に惹かれていたんだ。いきなりこんなこと言われて、ビックリするかもしれないけれど。」




一呼吸置いて、ハッキリと、







「俺と付き合ってくれませんか?」








言われた言葉を理解した瞬間、頬を涙が濡らした。





彼はオロオロして、





「ごめん、急にこんなこと言われて、びっくりしたよね。ごめん!!忘れて!!」






そういった。