【優羽サイド】



「楓ーっ、朝だよ!」




楓を毎朝起こしに行くのはあたしの仕事だ。




楓のお父さんはお医者さんとお母さんは看護師で




家に居ないことが多い。




だから毎日うちにご飯を食べにくるのだ。




ドアをノックしながら楓に呼びかけたが返事がない。




まぁ、いつもの事だけど…




「入るよ?」




ドアを開けて楓の部屋に入った。




「かっえっでっ!起きろぉぉぉぉ!!」




楓のほっぺをつねりながら呼びかける。




「んー……」