あなたの隣~憧れ先輩と営業外回りペアになりました~

「・・・っ!?」
私はすっきりとした頭で目を覚ましてぎょっとした。
まずい・・・この状況は完全にまずい・・・やらかした・・・

もう、お酒はやめよう。絶対にやめよう。

そう心に誓いながらあたりをおそるおそる見渡す。

「いたっ・・・」
ふとおでこが痛んで自分のおでこに手をあてる。この痛さは二日酔いとかの痛さじゃない。
おでこに触れた自分の手に違和感を感じる。

冷却シート?

状況がつかめないまま、ここはどこ?私何しちゃったの状態。

とりあえず服は着ていることに安心した私は自分にかけられていた薄手の毛布をよけて立ち上がろうとした。物音をたてるのが怖くて、そっと静かに行動を開始すると