あなたの隣~憧れ先輩と営業外回りペアになりました~

離れていた時間。

その時間で二人は気持ちまで離れてしまったらどうしようかと不安だった。

でも、離れていた時間の分だけお互いを大切に想い、お互いを愛する気持ちは膨らむ一方だったことを実感できる毎日に、離れていた時間が必要な時間だったと思えた。

「愛してる」

知佳はそう返事をしながら運転する心平の頬にキスをした。





「お前、不意打ちはやめろ」
「ふふっ」
心平はそう言って知佳の手を握った。