あなたの隣~憧れ先輩と営業外回りペアになりました~

「言ってんだろ?俺は誰よりお前の努力を知ってる。だから信じてる。大丈夫だって。だから言わなくても大丈夫だって思ったんだよ」
「・・・なんか悔しい」
「ははっ」
心平は頬を膨らませる知佳の頬をつついた。
「ごめんて」
「許さない」
「許して」
「だめ。」
知佳はますます頬を膨らませた。

「久しぶりだな。ペア組むの。」
「・・・うん」
「でも知佳と俺は永遠の人生のパートナーだからな。」
「・・・うん」
「愛してる」
ふとした時に心平はこうして愛の言葉を贈ってくれる。

こんなところも知佳をいつも甘やかす。