あなたの隣~憧れ先輩と営業外回りペアになりました~

最近はいつもこんな昼食で、慣れてしまった。
今週一週間で体重が2キロ減った。いいダイエットになっていると一石二鳥だと喜んでいる私。
「・・・」
たりると言えばなんだかやせ我慢?自分をか弱く思わせようとしているみたいでいやだ。かといって足りないと言っても、そんなにお腹もすいていない。
私がなんて言おうか考えていると先輩が私の片手を引いてそこに自分の袋からサンドウィッチをのせた。

「え?」
「食え。それ。」
いちごのクリームサンド。
「嫌いか?」
先輩は大きな口で再びおにぎりにかぶりつく。コンビニのおにぎりを先輩は2口でたいらげた。
「好きです」
「じゃあ食え。体力勝負だぞ?この仕事は。」
「・・ありがとうございます。」
私は手に乗せられたいちごサンドをじっと見た。

先輩が厳しいのか優しいのか、分からない。