あなたの隣~憧れ先輩と営業外回りペアになりました~

着信と同時に先輩は寝室に入り話を始めた。
もしかしたら仕事になってしまうかもしれないと私は嫌な予感がして先輩がどんな顔で寝室から出てくるか緊張していた。もしも仕事になってしまったらせっかくの最後の週末の時間が減ってしまう。

しばらくして先輩が寝室から出てきた。

寝室から出た先輩と目が合う。

「おはよう」
先輩はいつもの笑顔だった。

その頭には盛大に寝ぐせがついている。
こんな無防備な先輩の姿も、見られるのはあと一日・・・
「おはよう。」
私が挨拶を返すと先輩がキッチンへ来た。
「起こしてくれたらよかったのに。手伝うって言って全然手伝えなかった。ごめん。」
そう言って私の体を後ろから抱きしめる。