こんなにも愛おしい。

こんなにもあたたかい。



はっきりとしない意識の中で目を開けると焦った表情でハンドルを握る先輩・・・
スーツの襟を緩めて必死そうな顔・・・

この人にこんな顔をさせてしまっていることに今から罪悪感を感じながら私はもう一度目を閉じる・・・


私はあなたの隣に立ちたいだけなのに・・・

どんなに頑張っても、努力しても・・・


私はあなたに追いつけない・・・