あなたの隣~憧れ先輩と営業外回りペアになりました~

先輩と一緒の時は午前と午後で薬品庫に二回向かい準備をしていた。
でも会社に戻る時間を削るために私は朝のうちに午前と午後の分の商品を用意した。

単純計算で2倍の重さのバッグを2つ持ち、私は営業車に重たいカバンを持ち込んで取引先にまわり始めた。

少しずつ私のことを覚えてくれる取引先の社員。
「お久しぶりです。高田部長。」
「お?覚えてくれたのか?」
「もちろんです。腰の状態、いかがですか?」
「さすが桐谷君の部下だね。気遣いありがとう、須藤さんだったかな?」
「はい。覚えていただけてうれしいです。」
先輩に教わったスキルを役立てて、その人自身のことを把握して距離を詰めていく。
私自身が相手を知り、覚えることで、相手も私を知ってくれていた。

先輩がいなくても、一人で営業を回りながら先輩に教わったことがちゃんとつながっていることで、先輩の存在を感じることができた。