あなたの隣~憧れ先輩と営業外回りペアになりました~

私がそっと自分の右手の薬指の指輪に触れると先輩がすぐにそんな私に気が付いてくれた。
「おいで」
再び私の体の向きを変えて先輩は私を抱きしめる。
「まだなんか黙ってんな。お前。」
「・・・」
そう言いながら強く抱きしめてくれる。
「先輩。」
「違うだろ」
「心平」
「ん?」
「大好き」

不安な気持ちの分、私は先輩にそう伝える。
「愛してるよ」

そう言って先輩は必ずその言葉に返事をくれる。

熱い熱いキスと一緒に・・・