夜、眠るとき。先輩はいつも私を抱きしめて眠ってくれる。

私は先に眠りについた先輩の頬を撫でた。

この人がいなかったら今頃自分はどうしていただろうか・・・


かなり頼りになる先輩に私は頼りっぱなしだ。

今回のことだって。先輩がいなかったら私はどうしていただろう。

ひとり何もできないまま泣いていたかもしれない。

父とのこともどうなっていただろうか・・・


私は先輩と再会してからのことを思い返していた・・・

こんなにも私の中で先輩の存在が大きくなった。でも。私は先輩に頼るばかりで何か役に立っているだろうか・・・

ただの足かせにしかなっていないんじゃないか・・・

そんな思いが心のどこかからふってわいて、急に膨らんだ・・・