急になったアラームに怖くて、どうしたらいいかわからなくて、パニック状態だった私は初日からやってしまったことの大きさに本当に泣きそうだった。
看守さんがかなり怒った口調で私にセキュリティの説明をしてくれている時、足音が聞こえた。
走ってる?エレベーターじゃなく階段から聞こえるその音に、警備員が来たのかと思って私は身構えた。
もう、本当に泣きそう・・・
「須藤!」
その声に私はこらえていたものがあふれ出して
「先輩~っ・・・」
と顔をくしゃくしゃにして声の主の方を見た。
そこにはスーツ姿で駆け寄ってきてくれる心平先輩の姿。
「すみませんでした。私の後輩です。今日から配属になったもので、申し訳ありませんでした。」
私がやってしまったことなのに、看守さんに深々と頭を下げてくれる先輩。
私は申し訳なさと、安心したのとで涙があふれた。私も看守さんに頭を下げる。
さすがに泣き始めた私と先輩が深々と頭を下げたことで看守さんの勢いは止まった。
看守さんがかなり怒った口調で私にセキュリティの説明をしてくれている時、足音が聞こえた。
走ってる?エレベーターじゃなく階段から聞こえるその音に、警備員が来たのかと思って私は身構えた。
もう、本当に泣きそう・・・
「須藤!」
その声に私はこらえていたものがあふれ出して
「先輩~っ・・・」
と顔をくしゃくしゃにして声の主の方を見た。
そこにはスーツ姿で駆け寄ってきてくれる心平先輩の姿。
「すみませんでした。私の後輩です。今日から配属になったもので、申し訳ありませんでした。」
私がやってしまったことなのに、看守さんに深々と頭を下げてくれる先輩。
私は申し訳なさと、安心したのとで涙があふれた。私も看守さんに頭を下げる。
さすがに泣き始めた私と先輩が深々と頭を下げたことで看守さんの勢いは止まった。



