「簡単にシャワー浴びて寝よう。明日は明るくなったらすぐ出発しような。」
「先輩。」
私は先に立ち上がった先輩を見た。
「ありがとうございます。」
「何言ってんだ。お互い様だろ。」
そう言って先輩は「ほら。来い」と私の手を引いて浴室に向かった。
先輩は眠るときも私の体を強く抱きしめて眠ってくれた。何かあったらすぐに外へ向かえるように今日は部屋着ではなくいつでも外へ出られる格好をして、枕元に大切なものや上着を置いて眠る。
眠っている間にも何度か警報ブザーが鳴ったり、余震が襲ってきてほとんど眠れないまま私たちは朝を迎えた。
「少しはお腹に入れないと」
先輩はそう言って私におにぎりを作ってくれた。
でも今は食欲がわかない。
「先輩。」
私は先に立ち上がった先輩を見た。
「ありがとうございます。」
「何言ってんだ。お互い様だろ。」
そう言って先輩は「ほら。来い」と私の手を引いて浴室に向かった。
先輩は眠るときも私の体を強く抱きしめて眠ってくれた。何かあったらすぐに外へ向かえるように今日は部屋着ではなくいつでも外へ出られる格好をして、枕元に大切なものや上着を置いて眠る。
眠っている間にも何度か警報ブザーが鳴ったり、余震が襲ってきてほとんど眠れないまま私たちは朝を迎えた。
「少しはお腹に入れないと」
先輩はそう言って私におにぎりを作ってくれた。
でも今は食欲がわかない。



