あなたの隣~憧れ先輩と営業外回りペアになりました~

『今、一人でいるの?不安でしょ?』
「うんん。今・・・」
私は紹介もしていないのに恋人の家にいると言おうか言うまいか一瞬考えると先輩が電話を代わるようにとジェスチャーで伝えてきた。

私はおとなしく先輩に携帯電話を渡した。
「急に申し訳ありません。今知佳さんとお付き合いさせていただいている桐谷心平と申します。電話での突然のご挨拶申し訳ありません。」
先輩はいたって落ち着いて私たちの関係や、今私が先輩のマンションにいることを伝えてくれた。

「明日、明るくなってから伺います。こちらはライフラインは被害がありませんので、購入した水をもって伺いますから、その時までは重いものや危険なものはそのままにしておいてください。」

先輩は私の実家に女手しかないことを知っている。そのうえで翌日に片づけを手伝いに行くと申し出てくれた。

『あんた。いいひと見つけたじゃない。明日顔見るのが楽しみだわ。安心して預けられそうね。』と母も喜んでいた。