ライフラインが止まっても当分は大丈夫な食材や水、ガスコンロ等を車に積み込んで私たちはひとまず周囲を見渡しても安全な駐車場に車をとめた。
車のラジオで今の状況を確認する。私たちが住んでいる地域が震源から一番近い。今いる場所とお互いの実家は、私たちのアパートやマンションよりは少し震度が低かった。
ラジオで話をしている人も声が緊張していてかなり緊迫感がある。
車で移動している間も倒壊しているビルや割れた窓ガラス、壊れた信号機や倒れた木々も目に入った。
先輩はタイヤがパンクしないように気を付けながら運転してここまできた。
「連絡、取れそうか?」
「・・・ダメです。緊急用の災害伝言板には掲載しました。」
「そっか。」
「はい・・・」
「大丈夫か?」
「・・・」
「なわけないよな。」
先輩はそう言って私の体を抱き寄せてくれた。
車のラジオで今の状況を確認する。私たちが住んでいる地域が震源から一番近い。今いる場所とお互いの実家は、私たちのアパートやマンションよりは少し震度が低かった。
ラジオで話をしている人も声が緊張していてかなり緊迫感がある。
車で移動している間も倒壊しているビルや割れた窓ガラス、壊れた信号機や倒れた木々も目に入った。
先輩はタイヤがパンクしないように気を付けながら運転してここまできた。
「連絡、取れそうか?」
「・・・ダメです。緊急用の災害伝言板には掲載しました。」
「そっか。」
「はい・・・」
「大丈夫か?」
「・・・」
「なわけないよな。」
先輩はそう言って私の体を抱き寄せてくれた。



