先輩がすかさずにキャッチしてくれる。
「いいか。知佳」
そのまま先輩は私の両手を自分の両手で包んでくれた。
「まずは家族の安否確認が先だ。俺はこれから車にガソリンを入れて、水とか食料を確保できるか回ってみる。それから帰宅するルートを探して、知佳のアパートと俺のアパートの確認をする。そのあとに会社だ。」
「・・・はい」
こういう時、先輩がかなり冷静で助かった・・・。
「真っ青」
そう言って先輩は私の手を包んでいた片手で私の頬を撫でた。
「大丈夫。一緒にいるから。」
「はい。・・・行きましょう。」
「了解」
先輩はそう言ってハンドルを握った。
パニックになっている人や車をかき分けてモールの駐車場を出ると私に言ったとおりにガソリンを満タンに入れて、近くの大型スーパーで水や食料を買った。地震が起きてからかなり早い対応に徐々に人が集まり始めている程度で、ガソリンスタンドもスーパーも大きな混乱はなかった。
私はその間も先輩の携帯と私の携帯を交互に操作した。
「いいか。知佳」
そのまま先輩は私の両手を自分の両手で包んでくれた。
「まずは家族の安否確認が先だ。俺はこれから車にガソリンを入れて、水とか食料を確保できるか回ってみる。それから帰宅するルートを探して、知佳のアパートと俺のアパートの確認をする。そのあとに会社だ。」
「・・・はい」
こういう時、先輩がかなり冷静で助かった・・・。
「真っ青」
そう言って先輩は私の手を包んでいた片手で私の頬を撫でた。
「大丈夫。一緒にいるから。」
「はい。・・・行きましょう。」
「了解」
先輩はそう言ってハンドルを握った。
パニックになっている人や車をかき分けてモールの駐車場を出ると私に言ったとおりにガソリンを満タンに入れて、近くの大型スーパーで水や食料を買った。地震が起きてからかなり早い対応に徐々に人が集まり始めている程度で、ガソリンスタンドもスーパーも大きな混乱はなかった。
私はその間も先輩の携帯と私の携帯を交互に操作した。



