あなたの隣~憧れ先輩と営業外回りペアになりました~

「顔見てくれないのが寂しくて。連絡ないと不安で。」
「ごめん」
「気持ちまで離れちゃったかと思って不安でした。」
「ほんとごめん」
「キムチ鍋のメールうれしかった。」
「俺も、すぐ来てくれてうれしかったよ」
先輩は抱きしめたまま私の頭を撫でた。

「そしたら先輩、髪ぐちゃぐちゃだし、ひげ生えてるし、目の下クマすごいし、部屋も汚れてるし」
「お前、俺をディスってんのか?」
「・・・」
急に言葉に詰まった私に先輩は私の顔を覗き込んだ。
「なんで泣くんだよ。そんなに汚かったか?幻滅した?」
「違う。」
私の頬を伝う涙を先輩が拭う。
「先輩のこと知って、私どんな先輩も大切にしよう、支えようって思ってたのに。自分のことばっかりだった。こんなに先輩ががんばってるのに・・・私・・・最低・・・」