あなたの隣~憧れ先輩と営業外回りペアになりました~

深夜になり先輩からメールが来た。

先輩の誕生日の後にすぐ石崎課長から選考の話があってから、私たちは仕事以外はほとんど会話がなかった。営業の移動中も先輩は書類に必要な資料を読み漁っていた。

メールも電話もほとんどしない。
休日も先輩は書類づくりに忙しかった。

先輩を邪魔はしたくなくて私は自分からは連絡を取らなかった。

先輩からも何も連絡がないことに悲しささえ感じているときに先輩からのメールが来た。

私はすぐにメールを確認した。

『キムチ鍋が食べたい!』そのメールに私はすぐに身支度を整えて先輩のマンションへ向かった。

明日は休み。泊まれる準備もして、まるで待てをとかれた犬のように自分でも驚く速さで支度した。