実家からの帰り道。先輩の表情も朝よりほぐれているように見えるのはきっと気のせいじゃないと思う。

先輩を知るたびに自分自身が知らずに勝手に描いていた先輩の姿が違って感じた。

「スーパーに寄ってくれますか?」
私は先輩のマンションが近づいてから先輩にお願いをした。
「了解。」

これから二人きりで先輩の誕生日をお祝いする。

先輩の実家に行って私は先輩との誕生日をどのように祝うか決まっていなかった心が決まった。

きっと喜んでくれるはずだ。