あなたの隣～憧れ先輩と営業外回りペアになりました～

「お前、覚悟しろよ？俺、かなりしつこいからな。」
「知ってます」
気付けばあたりは明るくて、先輩はいつも以上にきらきらとして見えた。

ちょうど休日だった私たちはいつまでもベッドでごろごろとして、昼近くになりベッドを出た。

適当に先輩の家の冷蔵庫にあったものでチャーハンとスープを作ろうとすると先輩が野菜を切ったり、チャーハンを炒めるの役をかって出てくれた。かなり私の手を気にしてくれている。食事が終わるとシップと包帯を巻きなおしてくれた。


部屋着のまま過ごす初めての二人の休日。

何も特別なことはなくても私たちはゆっくりといろいろな話をした。