あなたの隣~憧れ先輩と営業外回りペアになりました~

私は先輩に気づかれないように小さく深呼吸をした。
そして、精一杯の笑顔を作る。

「先輩、本当にもう大丈夫ですから。ありがとうございます。そこまで言っていただいて。」

そう言った私。

先輩は私の言葉に返事をしないまま車を路肩にとめた。

「本当に」
言葉を続けようとすると先輩は私の頬を自分の両手で包んだ。

「ちょっと黙れ」
そんな言葉の後に先輩の顔が私に近づいた。



っ!!!???