あなたの隣~憧れ先輩と営業外回りペアになりました~

周囲に気を付けながら私は会社を出た。
小走りで家路につく。

~♪
携帯の着信音で私はカバンから携帯を出した。
「はい」
『須藤。俺だ。』
「すみません。私先に帰らせていただいています。」
『今、どこだ?』
「会社からでて近くのコンビニ前です。」

会社に戻れってことかなと私は歩く速さを緩めた。
「知佳」

その声に私は動揺して思わず携帯を落とした。
恐る恐る振り返る。

そこには今日も・・・琢磨が立っていた。