二重ロックのマンション。先輩の部屋番号を押すとしばらくして
「はい」かすれた声の先輩がインターホンに出てくれた。
「須藤です。」
「あ?」
「須藤知佳です。差し入れ持ってきました。」
「ちょっと待て。」
するとすぐに入り口の自動ドアが開く。
私は階段を上がって先輩の部屋の前に立った。
玄関のノブに差し入れをかけて帰れば先輩の迷惑にならないかな。誰か看病しに来ているかもしれないし。
急に遠慮し始める自分の考えに、インターフォンを鳴らそうかと悩んでいると玄関が開いた。
マスクをして真っ赤な顔の部屋着姿の先輩が目に入る。
「これ、差し入れです。お大事になさってください。」
いろいろと薬局で買ってきたものを先輩に差し出す。
「はい」かすれた声の先輩がインターホンに出てくれた。
「須藤です。」
「あ?」
「須藤知佳です。差し入れ持ってきました。」
「ちょっと待て。」
するとすぐに入り口の自動ドアが開く。
私は階段を上がって先輩の部屋の前に立った。
玄関のノブに差し入れをかけて帰れば先輩の迷惑にならないかな。誰か看病しに来ているかもしれないし。
急に遠慮し始める自分の考えに、インターフォンを鳴らそうかと悩んでいると玄関が開いた。
マスクをして真っ赤な顔の部屋着姿の先輩が目に入る。
「これ、差し入れです。お大事になさってください。」
いろいろと薬局で買ってきたものを先輩に差し出す。



