その言葉に私が目を開けると大きな木の葉が生い茂る中、隙間からきらきらと太陽の光がもれていて幻想的な景色が広がっていた。
「きれい・・・」
「だろ?」
先輩も私と同じ方を見ている。

膝枕に動揺しながらもその光景に見とれる。
自然の作り出す幻想的な世界に、先輩も一緒にうつる光景に私は一瞬で惹きこまれた。

先輩も目を閉じて風を感じ始める。

私も先輩の膝の上で、目を閉じて風を感じた。




自然の素晴らしさや力を感じると自分の考えや悩みや、うまくいかないことなどちっぽけに感じる。