「眠くなっちゃいますね」
「寝れば?」
「え?」
吹いている風が心地よくて私が思わず言った言葉に先輩が私を見る。

「まだ、本調子じゃないだろ?」
「もう大丈夫ですよ。」
「そういう顔色じゃない。」
「平気ですって。」
「いつもお前の顔見て来た俺が言うんだから本当だよ。少し休め。ほら。」

えーっ!!!!????

先輩はそう言って自分の膝の方へ私の頭を引き寄せる。

これ・・・膝枕じゃん!

動揺する私に
「上、見ろ」
と先輩が言った。