あなたの隣~憧れ先輩と営業外回りペアになりました~

「よかったぁー。」
少し泣きそうになって声が震えた。先輩が気づきませんようにと願う・・・。

「あとは大丈夫です。先輩戻ってください。すみませんでした。」
点滴が終わるまではまだ時間がかかりそうだと思った私は先輩に帰ることを伝えた。
「いいよ。送ってく。」
「大丈夫です。せっかく休みに入るのに、これ以上迷惑かけられません。」
「お前さ。」
「はい?」
「もう少し俺に甘えろ。」
「・・・へ?」
不意打ちの言葉に私が思わず聞き返す。
「お前はそんなに謝るようなことしてないだろ?それに、俺たちはペアだからな。迷惑かけて、かけられて当たり前だ。」
「あー今ダメです。」
「あ?」
「そんなに優しい言葉言われると私の涙腺崩壊しますから。」
そう言って私は必死に涙をこらえると先輩は声をあげて笑った。