あなたの隣~憧れ先輩と営業外回りペアになりました~

「起き上がれるか?」
そう言って先輩は私の背中に手を入れて上半身を起こすと自分の体で私の体を支えてくれた。
「飲め」
私が目を開けると冷たいイオン飲料の蓋を開けて私の口元へ先輩が運んでくれているのが目に入った。

「ありがとうございます・・・」
「いいから飲め。飲んだら病院行くぞ。」
「大丈夫です・・・戻れます・・・」
「だめだ。熱中症なめたらだめだ。」
先輩はそう言いながら私にイオン飲料を飲ませた。

「もういりません・・・」
頭が痛すぎて数口しか飲めなかった私に小さなため息をついてから先輩は私の体を再び横にした。

そして運転席に移り車が走り出す。

「先輩。本当に大丈夫です。私。荷物も・・・」
「持ってきた。みんなに挨拶もお前の分までしてきたから。」
「すみません・・・」