あなたの隣~憧れ先輩と営業外回りペアになりました~

あれ?

急に視界が大きく揺れて私は膝からがくんと力が抜けてしまった。
地面の容赦ない熱さに手と膝が焼けてしまいそう・・・

もう一度立とうとしたのに重力が何十倍にも感じる体の重さを感じて思うようにたてなかった。

「須藤っ!」
その声にすぐ心平先輩だと気づく。
「先輩・・・」
先輩が駆け寄ってきてくれる音がする。
「どうした?」
隣に先輩もしゃがんでくれる。

先輩の膝も熱くなっちゃうと思った私はもう一度立ち上がろうとした。
なのにうまく足に力が入らず先輩の体にもたれかかるような体勢になってしまった。
「ごめんなさい・・・」
「ばか。」
いつもの先輩の言葉に妙に安心した私の体からは見る見るうちに力が抜けていった。