「石崎課長だ」
その言葉に私は大きく吹き出して笑った。
先輩も自分で言いながら顔をくしゃくしゃにして笑っている。
こんな他愛のない会話も私たちにははじめてで、私は先輩との時間に今この時がとまってほしいと心から願った。
「かわいかったな。あのやる気のないトド。カンタ君だっけ?」
「はい。でもきっと飼育員さんには叱られますね。」
アシカやトド、イルカのショーを見た私たちはショーの中で出てきたトドの話に花を咲かせていた。やる気のないトドはことごとく飼育員の指示を無視して、”俺はやらない!”とアピールしていた。その姿がかわいらしくていじらしくて、先輩も私も虜になった。
するとショーをしていたブースの隣にカンタ君の巨大なぬいぐるみがあった。
「そっくりだな」
先輩がぬいぐるみに近づく。私も先輩についてぬいぐるみの方へ向かった。
「手触り最高じゃん。」
高い位置にあるぬいぐるみにも簡単に触れられる先輩。私はそのそばにある小さいぬいぐるみに触れた。
かなり触り心地がいい。
その言葉に私は大きく吹き出して笑った。
先輩も自分で言いながら顔をくしゃくしゃにして笑っている。
こんな他愛のない会話も私たちにははじめてで、私は先輩との時間に今この時がとまってほしいと心から願った。
「かわいかったな。あのやる気のないトド。カンタ君だっけ?」
「はい。でもきっと飼育員さんには叱られますね。」
アシカやトド、イルカのショーを見た私たちはショーの中で出てきたトドの話に花を咲かせていた。やる気のないトドはことごとく飼育員の指示を無視して、”俺はやらない!”とアピールしていた。その姿がかわいらしくていじらしくて、先輩も私も虜になった。
するとショーをしていたブースの隣にカンタ君の巨大なぬいぐるみがあった。
「そっくりだな」
先輩がぬいぐるみに近づく。私も先輩についてぬいぐるみの方へ向かった。
「手触り最高じゃん。」
高い位置にあるぬいぐるみにも簡単に触れられる先輩。私はそのそばにある小さいぬいぐるみに触れた。
かなり触り心地がいい。



