「大会の前、
お前が、抱きしめてくれて
不安がなくなった…
今もこーしてると、すげー安心感ある…
いつも支えてもらってばっかりで、
ホントに何もしてあげれないのは…
オレの方だから
ごめん、引退まで、まだまだだけど
待ってて…」
待ってて…
その言葉が私の中でこだました
「待ってていいの?」
ハルトの目を見ると
ハルトは力強く頷いた
そして私の額に自分の額をくっつけた
近い…
私はドキドキした
瞬間
「ヤバイ…オレが待てないかも」
そう言ってハルトは
また私から離れた
ふたりで笑った
夜風が気持ちよかった



