「ハルト…」
私は泣きながら片方の手を出した
ハルトが優しく握ってくれた
「…ハルト、ずっと、手を繋いでほしかった
ハルトのこと嫌いになんかならない…
今までも、嫌ったことなんかない…」
私は手を繋いだまま言った
ハルトは優しく聞いてくれてた
「…ハルト、好き」
ハルトは、ゆっくり私を抱きしめてくれた
「嫌じゃ、ない?」
ハルトは、私を壊れてしまう物のように
フワッと包んだ
私は頷いた
嫌いになんか、ならない
気持ちを止められないのは私の方だ
そう、今は、好きだと伝えてもその先はない
「好き」という言葉に、答えはない
私達は、部員とマネージャーだから
私の気持ちは、ハルトに迷惑をかける



