始まりはクールな御曹司とのとろける様な一夜から

『先輩…本当に恥ずかしいです。それに、こんな私でごめんなさい』


ソファにもたれ掛かって、私は脱ぎ捨てた洋服でさっと体を隠した。


先輩は、その洋服だけでは隠しきれなかった部分を、改めてじっと見た。


そんな、舐め回すように見ないで…


『何で謝る?こんなに体が熱くなって、こんなに夢中になったのは…初めてだ。お前の体が、俺をそうさせた』


『そんなこと…』


甘い言葉に、顔から火が出るくらいに照れてしまう。


『俺、穂乃果の顔も体も…大好きだ。後は…お前と暮らして、ゆっくり穂乃果の心を、全て俺で埋めつくしたい。いや、必ずそうする』


そんな…


『一緒に暮らすって…本気ですか?』


『もちろんだ。お見合いなんか、させない。お前のご両親と相手の男に、穂乃果は俺のものだって、そう納得してもらう。お前は誰にも渡さない』


私の気持ち…とかは?


まだ、告白の返事もしてないんだよ。


月城先輩、すごく強引。


昔は、もっと無口で怖い印象だったけど…