『嫌だなんて言うわけないよ…』


こんなに…悠人のことが大好きなんだから。


この幸せ、めいっぱい感じていたい。


このまま、ずっと、ここにいたいくらい…


この景色と、悠人の言葉、絶対忘れないようにと、胸に刻んだ。


私達は、遊園地のイルミネーションに包まれながら、歩いている。


恥ずかしいけど…


今日ぐらいはいいかな…


私は、悠人の腕に自分の腕をからませた。


腕組みなんて…


私がしたら、調子に乗ってるかな…


『こういうの、いいね。ドキドキする』


悠人が前を向いたまま、言ってくれた。


私の方が…きっと、何倍もドキドキしてるよ。


今日は…本当にありがとう。


遊園地デート、すごく楽しかった。


プロポーズも、指輪も、腕組みも…


全部が全部、最高の想い出になったよ。


悠人…お願いだから、私のこと、離さないでね…


ずっと、ずっと。