「そんな厳しい中で転入をしてきた白花さんは相当すごい子なんじゃないかって職員室ではその話題で持ちきりなよ〜」
な、なんてこった。
そんな絶大に期待されても困る、かなり困る。
前の学校ではそれなりに勉強して、テストでは常に上位を取っていたけれど、あくまでそれは校内だけの話。
この学校でそれが通用する気が全くしない……。
「しかも、栗原くんの推薦って聞いてるからね〜」
す、推薦……。
「あの、芭瑠く……じゃなかった、栗原くんはやっぱりこの学校ですごいんですか?」
聞かなくてもすごいことは充分わかっているつもりだったけど。
「えぇ、もちろん。すごいどころじゃないわね〜。学年で成績は常にトップで優秀だし。クラスメイトからは人気あるし、先生たちからの信頼もとても厚いし、まさに完璧な子ね」
えぇ……そんなすごい人の隣にいるのがわたしでいいの?
なんだかどんどん不安になっていくというか。

