いつもなら抱きしめ返してくれるのに、なぜか芭瑠くんは固まったまま。
あれ……、わたしの返事がおかしかったのかな?
それとも今さら言ったことに後悔して、やっぱりそばにいるの無理とか思ってるとか……!?
不安になって芭瑠くんの顔を見てみたら、なぜか安堵の表情を浮かべていた。
「……はぁ、よかった」
「え……?」
「断られたらどーしようとか思ってたから」
「そ、そんなことぜったいないのに」
芭瑠くんでも不安になったりすることあるんだ。
いつも完璧で、自信持ってる感じがするからちょっと意外だったかもしれない。
「……かなりキンチョーした。ここまでやって断られたら僕ここで失神してたかもしれない」
「そんなに……っ!?」
普段からなんでもスマートにこなしてるし、それにさらっとかっこよく言ったから、まさかこんなに緊張してたなんて予想外。

