芭瑠くん以外に人は誰もいない。
だからとても静か。
いったい何がどうなってるのかわからないまま、とりあえず芭瑠くんがいるところまで足を進める。
夢のような世界っていうか、教会の中ってこんな感じなんだって。
……そんなことを考えていたら、あっという間に芭瑠くんが立っている祭壇についた。
「え、えっと……これは」
「少し目閉じてて」
そう言われたので、目をギュッと閉じる。
今から何が起こるんだろう?
すると、頭に何かふわっとした感じがして、でも目を閉じてと言われているから気になるけど開けられない。
「ん、できた。目開けていいよ」
「……?」
パッと目を開けるけど、特に変わったところはないような……。
あっ、ちがう。
めちゃくちゃ変わってた。
さっきから視界に少し入ってくる、
真っ白のチュール。

