校舎を出てから門に向かうまで、ずっといろんな子に話しかけられたり花をもらったり。
そして、ようやく門にたどり着いた頃には両手いっぱいに花を抱えて、前が見えなくなりそうなくらい。
1人一輪だったのに、複数集まったので大きな花束みたいになってる。
こ、これじゃ芭瑠くんのネクタイどころじゃない!自分のことで手がいっぱいすぎる!
ようやく門を出て、柏葉さんがいつもと変わらず車のそばで立っているのが見えた。
「お、遅くなっちゃってすみません」
「これはすごい花の数ですね」
「な、なぜかわからないんですけど、校舎を出た途端在校生の人たちにもらっちゃって」
柏葉さんが花をすべて受け取ってくれて、ようやく手が空いた。
「さすがですね」
「さ、さすがとは??」

