「ここで少し待てる?」
「あっ、うん」
すると芭瑠くんはわたしの頭をよしよしと撫でて、寝室から出て行った。
ふかふかの寝心地が良さそうなベッド。
ここで芭瑠くんはいつも寝てるのかな。
本当は芭瑠くんが戻ってくるまで大人しく待っていなきゃいけないんだけど。
身体をベッドに倒して寝転んでしまった。
うわぁぁ……やっぱりふかふか。
それに、芭瑠くんの甘い匂いがする……。
なんだか、ここで寝てると芭瑠くんに包み込まれてるみたいで、ずっとこのままでいたい…なんて思っちゃう。
いい加減、早く起き上がらないと戻ってきた芭瑠くんに怒られちゃうかもしれないのに。
心地がよくて、なんだかまぶたが重くなってくる。
気分までふわふわしてきて。
そのまま意識が飛びそうになったとき……。
「……そんな無防備な姿で何してるの?」
低い甘い声が聞こえて、一瞬ベッドが少しだけ沈んだような気がした。

