「ありがとう〜芙結ちゃん!
ほらほら、早く一緒に食べに行こう〜!!」


「あっ、うん。でも2人いいのかな?」


わたしと詩ちゃんの様子を後ろから見守っている芭瑠くんと御堂くん。


すると、御堂くんがこっちにやって来た。


「うーたちゃん。走ったら危ないし、イチゴは逃げないからゆっくり食べないと」


「でも時間制限あるんだよ!ほら、佳月くんもたくさん食べようよ〜」


詩ちゃんがグイグイ御堂くんを引っ張ってる姿を見ると、完全に振り回されてるような。


「はいはい。ほんと詩ちゃん可愛いな〜」


こ、こんなに笑ってる御堂くん初めて見た。

それは芭瑠くんも思ったみたいで。


「佳月があんな気持ち悪い笑い方してるの初めて見た。気色悪いね」


「詩ちゃんにデレデレなんだね」


にしても、気色悪いって。
芭瑠くんは相変わらず御堂くんには毒舌というか。