「うわぁぁぁイチゴがいっぱいだ〜〜!!」

「詩ちゃん待って待って!!」


突然ですが今わたしと詩ちゃん、そして芭瑠くんと御堂くんでイチゴ狩りに来ています。


気づけばもう2月の中旬。
学校はもう3月の卒業式まで自由登校なのでほぼお休み状態。


そこで、今回ダブルデートということで4人でイチゴ狩りにやってきたんだけど。


今、ビニールハウスの中に入って、たくさんのイチゴを目の前にした途端、詩ちゃんが走り出しちゃったので、あわてて追いかけているところ。


「わたしイチゴ大好きだから今日はたくさん食べるんだ〜〜!」


かなり張り切ってる様子の詩ちゃん。


「待って待って!これイチゴのヘタいれるカップ!これないとヘタ捨てれないよ!」


詩ちゃんってば張り切りすぎて、カップを受け取るのを忘れて、かわりにわたしが受け取った。


それを渡してあげる。