メイドさんにそう言うと、さらに「あと、救急箱を至急持ってくるようにして」と付け加えて、ズンズンお屋敷の中へ進んでいく。
入り口から長い廊下を歩いていちばん奥の部屋。
真っ白の両手で開けるサイズの扉。
その扉が芭瑠くんの手によって開かれた。
この部屋の中もやっぱり別次元。
いたるところに大きな窓があって、日当たりがいいので電気がなくても部屋の中がとても明るい。
まるでおとぎ話の中の王子様が住んでいそうな。
大きなテーブルに、そばには真っ白で座り心地が良さそうなL字型のソファ。
その前にはとても大きなテレビ。
難しそうな本が並べられた本棚が3つくらいあって、そのそばに大きなデスク。
しかも窓のそばにハンモックがあるし……。
ここだけで相当な広さなのに、さらに奥に進むと部屋の中にまた別の部屋があるらしく。
扉を開けるとそこは寝室みたいで、
部屋のど真ん中にドーンっと置かれたかなり大きなサイズのベッド。
そこにそのまま下ろされた。

