王子系幼なじみと、溺愛婚約しました。




精いっぱい気持ちを込めて、ギュウッて抱きついた。


「芙結って天使だよね、可愛すぎる。
白い羽が見えてるよ」

「そんなそんな…」


「明日にでもプレゼント買いに行く?欲しいものなんでも買ってあげるから」


「いいよ、いいよ…っ。今こうして一緒に過ごしてくれてることがプレゼントでいいの…っ」


ここで止めておかないと、わたしが知らない間とかに何か買ってきちゃいそうだし。



「もうほんとそんな可愛いこと言わないで」

「……?」


「……変な気起こりそうになるから」

「変な…気?」


「ってか、もう起こってるから。……ちょっといったん頭冷やすためにシャワー浴びてきてもいい?」


そう言うと、すぐにわたしのそばから離れてバスルームに行こうとする。


だから、とっさに立ち上がって芭瑠くんの大きな背中にギュッと抱きついた。


「っ、なに?僕いまいろいろまずいんだけど」

ちょっぴり余裕がなさそうな声。